こんにちは。広告やS P(セールスプロモーション)について、なるべくわかりやすく簡単にお伝えしていこうと思います。
初回は何にしようかと思いましたが、ブランディングについて書いていこうと思います。
「ブランディング」という言葉をよく耳にすると思いますが、ブランディングとは何か、どう機能して何に必要なのかご存知でしょうか。
簡潔に言ってしまえば「評判」と理解してもいいと思います。
企業においては、この「ブランディング」にはいくつかの種類が存在することがほとんどです。
一つは企業ブランディング。会社自体の評判です。
もう一つは商品ブランディング。商品ブランドをいくつか持っていれば、その数だけ商品ブランディングが存在することになります。
ブランディングがなぜ必要なのか。どう機能しているのかを考えてみましょう。
初めて来訪するお客様への手土産で悩んだことはないでしょうか。
「センスの良い手土産」なんて検索ワードがありますが、私のような凡人にはセンスの良い手土産は簡単に想像できません。
そこで頼りになるのが、やはり過去の評判(ブランド力:信用・信頼)になる訳ですよね。
例えば、誰もが知る「虎屋の羊羹」。これをいただいて「失礼な奴だ!」と怒る方はきっと同業者の方ぐらいでしょう。
さて、この虎屋の羊羹ですが、もし仮に全く同じ味・同じ価格の商品が存在して、それが「野武士の羊羹」だったとしたら、あなたは買いますか?
おそらく買いませんよねw
人は無意識のうちにブランドの価値を精査して購買を行っているわけです。
しかも、このブランド力は一般的にはその分野においてのリテラシーが低ければ低いほど効いてきます。
もしあなたが和菓子に詳しくて、知る人ぞ知る美味しいお店を知っていたなら虎屋である必然性はないわけです。
「ここの和菓子屋さんとっても美味しいんです。〇〇産の小豆を使っていて、お砂糖にもすごくこだわっていらっしゃるんです。ご主人がお一人で丁寧に作ってて、毎日〇〇個しか作れないんですって。一度食べてみたら本当に美味しくって。野武士さんにも是非召し上がって欲しくてお持ちしてみました。」
どうでしょう。このぐらい言えれば無名の手土産も虎屋さんと同等レベルまではいけそうですよね。もしあなたが和菓子をこよなく愛していて詳しい方だと相手が知っていれば、その効果は絶大ですよね。これもあなた自身のブランド力だったりするわけです。
ブランド価値は顧客見込数と比例する
ここで一つ言えることは、ブランド価値が高いと顧客見込数が断然増えるということです。そして、同じ商品力だとしてもより高く売れる可能性があるということ。
また、注意しておかなければならないこととして、ブランド名が世の中
に知れ渡ったとしても、商品力が確かでなければマイナス要素にしかなりません。
商品力とブランド力は二人三脚の関係で一歩一歩積み上げていくことが大切な気がします。
それと、誤解のないように申し上げておきますが、これは大手企業にだけ合致することではありません。小さな企業・お店にも利用していけることなのです。
次回はブランディングの実践について書いていこうと思います。